観光客の多い横浜中華街は行くだけで元気が出る場所とよく言われています。
その中に神様が祀られている最強のパワースポットがあるのをご存じですか?
横浜中華街はエリアに入るのに門(牌楼)があり、その門内に繁栄と安全をもたらしているといわれています。
だから活気があるのですね!
その中でも神様が祀られている廟があり、気軽に参拝することができます。
歴史とご利益と参拝方法も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください!
横浜中華街には最強パワースポットがある?
横浜中華街とパワースポットとがすぐ結びつかない人もいるかもしれませんがパワースポットがありますよ!
横浜といえば中華街というほど、あまりにも観光地として有名ですよね。
また「食べにいくところ」、というイメージが大きいので、パワースポットと言われても「?」になるかもしれません・・・。
ですが、風水や気の環境が暮らしに根付いている中国文化のルーツがある中華街です!
パワースポットと呼ばれるだけの場所がありますので、紹介していますね。
横浜中華街のパワースポットを紹介
横浜中華街のエリア内に神様が祀られているところがあるのをご存じない方も多くいらっしゃると思います。
主に食べにいくところの中華街ですが、とても色鮮やかに装飾された門の前を通ったことがあるかと思います。
私も最初は門を見るだけで、そこが何かの疑問も持たずに通り過ぎていました。
ですが、昔から地元に根付いた、地域に大事に祀られている廟ということがわかり、通るたびにお参りにいくようになりました。
横浜中華街の強烈なパワースポットを紹介します!
横浜関帝廟(よこはまかんていびょう)
1つ目のパワースポット
関帝廟はJR石川町中華街口から徒歩6分、JR関内から徒歩10分、みなとみらい線元町中華街駅から徒歩5分のところです。
関帝廟通りにあります。
中華街の中心部で風水的にいい場所とされている位置にあります。
なので、風水の良いパワーがあってパワースポットといわれる所以です。
中華街はエリアに入る際、あちこちに派手な中華らしい門がありますが、関帝廟の門はひと際豪華で印象深く、中華街を訪れた人は前を通ったことがあるかと思います。
歴史
はじめは、横浜で1871年ごろに建てられたそうですが、関東大震災、大空襲、不審火での罹災などで被害を受けましたが、そのたびに再建され、今の建物は4代目になります。
主神は関聖帝君で、三国志で有名な武将関羽を神格化した名前だそうです。
関羽に対する崇拝は死後ほどなくしてから始まり、歴代王朝は信義・忠勇の精神を手本とされ、それは中国全国に広がり、数千の関帝廟が建てられ、韓国・台湾・マレーシア・ベトナムにもあるそうです。
日本国内では横浜の他に神戸、大阪にもあるようですよ。
ご利益は?
関聖帝君は、武将として理財に精通していたため商売繁盛の神として今なお厚く信仰されています。
他に交通安全、入試合格と学問となっています。
横浜の関帝廟には、他にも下記4つが祀られています。
玉皇上帝 (国泰平安)
地母娘娘 (除災・健康)
観音菩薩 (解難・健康・縁談・安産)
福徳正神 (金運・財産安全)
昔は中華街の裏通りにあり中国人の心の拠り所としての場所でしたが、現在は中心にある今の場所に移動され中華街のパワースポットとして多くの観光客も訪れる場所になっています。
参拝方法
門をくぐりすぐ右側に受付があり受付で購入するか、横の自動販売機でも5本の線香を購入(500円)でき、窓口の右に火を点けるところがあります。
それをもって本殿外にある5つの香炉に1-5の番号がふってあるので、順番に1本ずつ供えて本殿に入り、参拝します。
玉皇上帝・関聖帝君・地母娘娘・観音菩薩・福徳正神の順にひざまづき、自分の住所・氏名・生年月日を伝え願いごとを祈ります。
横浜関帝廟の場所と開廟時間
開廟時間
平常(月曜日-日曜日)9ː00AM-7ː00PM
大晦日 -3ː00AM(年越し)
元旦 8ː00AM-9ː00PM
一月二日・三日 9ː00AM-9ː00PM
旧暦大晦日 -2ː00AM(年越し)
春節(旧暦一月一日) 8ː00AM-9ː00PM
横浜媽祖廟(よこはままそびょう)
2つ目のパワースポット
JR石川町中華街口より徒歩10分、みなとみらい線元町中華街口より徒歩3分の場所にあります。
こちらは、南門シルクロードにあり、元町方面からくると、朱雀門からすぐのところとなります。
関帝廟からくる場合関帝廟通りから正面に横浜大世界の施設の看板が見え、突き当り右を曲がればすぐになり、比較的近い場所にあります。
道教の神様を祀る廟で、正式な明徴は「横浜大天后宮」というそうです。
歴史
清国領事館があったといわれる場所に2006年に横浜開港150年記念で建てられた施設になり、昔からある建物ではないようです。
媽祖廟自体は昔からありませんでしたが、関帝廟が建てられたときに一緒に媽祖も祀られていたようです。
関帝廟の場所と比べると少しだけはずれたところにありますが。正面から見た門構えはとても色鮮やかで目を見張ります。
改修工事も終わり、装飾と色が一新され、一層色が綺麗になっているそうです。
媽祖とは西暦10世紀ごろに実在した娘だそうで、神通力を使い悪や災いを避け人々の病を直す霊女だったそうで、28歳で亡くなりますが、その力は全国に広まり天后とも言われるようになるなど崇拝されてきました。
海上を舞い難民を救ったとのことで、海の安全を守る海の神だけではなく自然災害・疫病・戦争からも護る女神として、中国はもちろん華僑が住む世界各地で信仰されています。
海の安全を守るという、横浜に祀られるべき神様なんですね。
正面の門には「天后宮」とあり、天后とは媽祖の別名となり最も地位の高い女神とされています。
他に天上聖母とも呼ばれ、いくつも呼び名があるようです。
廟の名前に「媽祖」、門には「天后」廟内の像には「天上聖母」と色んな称号で表されています。
ご利益は?
家内安全、開運厄除、健康祈願、旅の安全です。
媽祖廟内では、他に
文昌帝君(学問の神様)
月下老人(縁結びの神様)
臨水夫人(安産の神様)
註生娘娘(子宝の神様)
福徳正神(金運招財・財産安全)
が祀られています。
参拝方法
受付で、線香5本を購入し点香台で火をつけ、下記5つの香炉に順番にそれぞれ合掌して3礼して、1本ずつ供えていきます。
①玉皇上帝
➁天上聖母
③臨水夫人・註生娘娘
④文昌帝君
⑤福徳正神
廟内に入り拝礼台で合掌して3礼し、住所・氏名・生年月日・お祈りをし、最後に1礼します。
玉皇上帝意外は廟内に像があるのでそれぞれお参りしますが、玉皇上帝は像がなく、媽祖廟の天上は玉皇上帝が住んでいる天空のように天に向かう形になっています。
横浜媽祖廟の場所と開廟時間
開廟時間
通常(月曜日-日曜日)9ː00AM-7ː00PM
大晦日(西暦) 9ː00AM-2ː00AM
旧正月前夜(旧暦) 9ː00AM-1ː00AM
横浜中華街全体!
3つ目のパワースポットは、中華街自体です!
中華街エリアに入る際、門があるのは皆さんご存じかと思います。
この門は、中華街全体で10基あるのですが、その中の4基が、東南西北に配置され、それぞれに名前の守護神がついており、風水に基づく色もあって門の柱の色となっています。
東 | 朝陽門(ちょうようもん) | 青 |
南 | 朱雀門(すざくもん) | 赤 |
西 | 延平門(えんぺいもん) | 白 |
北 | 玄武門(げんぶもん) | 黒 |
この門で結界を作っていて守護神が邪が入ってこないように見張り、また結界内の安全と繁栄のための大きな役割となっているそうです。
こんなに広いパワースポットもなかなかないはず・・・。
中華街にいくと元気になるとよく言われるそうですが、美味しいものを食べるということと一緒に、邪を払う結界の中だから元気の源、パワーがもらえるのかもしれませんね!
ちなみに残りの6門は下記になります。
善隣門(ぜんりんもん)、西陽門(せいようもん)、天長門(てんちょうもん)、地久門(ちきゅうもん)、市場通り門(いちばとおりもん)が2基あり、全部で6基となります。
次回訪れた際は、それぞれの門を見て回るのも楽しいですよね。
歴史
横浜中華街の起源は横浜港が開港し欧米人と共に漢字での通訳や商人、取引仲介者などの中国人が来日し、関帝廟、中華学校などが建ったのが原型だそうです。
南京街と言われていた時代もありました。
1953年に横浜市と横浜商工会議所により最初の門が建てられ、そこに「中華街」と書かれたことが今に至ります。
1964年にJRの石川町が開業し多くの観光客が来るようになり、横浜を代表する観光地に発展しています。
横浜中華街場所
まとめ
いかがでしたでしょうか。
廟の参拝方法はそれぞれ担当の方が詳しく親切に説明してくれるので(火もつけてくれます)、方法を知らなくても全然問題ないです。
観光地の中華街としてのパワースポットが1つ、その中に、2つもまたパワースポットがあり、それぞれ違う神様で、歴史を知ると、興味深いところもあり、一歩入ると、鮮やかな色に包まれますが、明らかに空気感が違うのでぜひ感じてみてください。
中華街自体がひとつのパワースポットなので、エリアに入るだけでも気分がいいですよね。
各門のきらびやかな飾りと色をご自身でぜひ確認してみてください!
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